
2021年6月にアジア全域でのCCUS(CO₂回収・有効利用・貯留)活用に向けた知見の共有や事業環境整備を目指す国際的な産学官プラットフォームとして、アジアCCUSネットワークが立ち上げられました。「アジアCCUSネットワーク」には、ASEANの10カ国、米国、豪州及び日本が参加するとともに、現在、約300の国際機関・企業・金融機関・研究機関等がアジア全域でのCCUSの発展というビジョンに賛同し、その活動に参画しています。
また、経済産業省とERIAは、2021年から、毎年、アジアCCUSネットワークフォーラムを開催し、アジア全域でのCCUSネットワークの実現に向けて、政府の役割や、共通ルール作りやプロジェクト形成に向けた議論等を行っています。
2025年9月に開催された第5回アジアCCUSネットワークフォーラムでは、(1)越境CCS実現に向けた課題と政府の役割、(2)持続的に経済性のある越境CCSビジネスの確立に向けた民間企業の取組、(3)CO₂輸送に関する技術開発の動向・先進事例の紹介、(4)カーボンリサイクル技術を含めた最新の技術開発の動向について議論が行われました。
会議の中では、コスト低減に向けた貯留サイトやインフラの共用化・技術仕様の共通化や、CO₂供給途絶等のCO₂サプライチェーン上のリスクの軽減に向けた取組について、将来的な多国間協力の重要性が提起されました。また、低温・低圧下での液化CO₂船舶輸送技術についても議論がありました。この技術が実現することで、液化CO₂タンクの大型化が可能となり、効率的なCO₂輸送が可能となります。さらに、低コストCO₂分離回収技術を含めCCUS/カーボンリサイクル分野をリードする企業の優れた技術や、国際協力の取組、ERIAによる知見共有の取組などが紹介されました。
第6回に当たる本年はアジア地域におけるCCUSプロジェクトの創出・推進に向け、1)各国政府の規制・制度・支援策、2)地域・社会と共生したCCS事業の重要性、3)コスト低減や安定貯留を実現するCO₂分離回収・輸送・地下貯留・探査・カーボンリサイクル等のCCUS関連技術、4)CCSハブ化やバリューチェーン上のインフラの共用化・技術仕様の共通化によるコスト及びクロスチェーンリスクの低減、について議論を行います(予定)。
会場においてCCUS関連技術やプロジェクトをご紹介するポスターの掲示も行います。
参加申し込み(会場・オンラインとも)は、10月中を目途にこのページでご案内いたします。